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定規の目盛の付け方について

 現在では定規の目盛の付け方はシルクスクリーン印刷もしくは箔押(ホットスタンプ)が一般的におこなわれています。また、彫刻や腐食等によるものも一部でおこなわれています。
 しかし、以前は正確な資料は残っていませんが昭和30年代後半くらいまでは「櫛(くし)型」という道具を用いて製造する方法が一部で行われていました。
 「櫛型」という道具は金属製で目盛部分の溝が切り抜かれた櫛の形をしたガイドです。
 その道具を定規の形になった板にあてがい、刃物で一本一本目盛りを刻み込み、顔料等で目盛りに流し込んで色付けをするという一本の定規を製造するのに大変時間のかかる製造方法でした。
 このように、一本一本目盛を入れていくために目盛線が一本抜けていたりするという笑い話のような本当の話も残っています。
 なお、「櫛型」の目盛の単位はミリのほかにも尺などもありました。
井上製作所 櫛型及び刃
櫛型及び刃
井上製作所 櫛型
目盛りごとに溝が付いています。
(写真の目盛の単位は尺です)
井上製作所 櫛型を使用している写真
写真のように定規にあてっがった櫛型の目盛
部分に刃物で切込みを入れていきます。
(写真の櫛型及び刃物は弊社所蔵の道具の一部です。)
written by Tadaaki Inoue
2004年 7月1日
有限会社 井上製作所
電話 03-3893-8827
FAX 03-3894-4863
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